椎名林檎になりたかった。
不穏な悲鳴を愛さないで。未来など見ないで。確信できる現在だけ重ねて。あたしの名前をちゃんと呼んで。体を触って。必要なのはこれだけ、認めて。
(罪と罰)
あたしは君のメロディやその哲学や言葉すべてを守るためなら、少しくらいする苦労も厭わないんです。
(幸福論)
あたしがこのまま海に沈んでも何一つ、汚されることはありません。それすら知りながらあなたの相槌だけ望んでいる、あたしは病気なんでしょう。
(依存症)
私にも、切実さをこんなにきれいに表現できるだけの力があったらよかったのにな。という夢を見ました。夢の中で息継ぎをしている。